FREEDOMのススメ

うつ病から復活を目指して、日々の葛藤の記録

小学生から20代前半までの自分を許せた日。①

私は子供の頃から度々痴漢に遭っていた。
その中でも、小学生の時の2つの事件、そして20歳頃の2つの事件は、今の私に大きな影響を与えている。それによって、大きな後悔や、教訓を得て克服できた事が有るので、書いてみたいと思う。
長くなるので、数回に分けていこう。



まず小学生の頃。
通学路で度々、誘拐未遂と言うか、そのような事件があったらしく先生からも度々注意をするように!大声で助けを呼ぶように指導がなされていた。


そんな中、私は友達のマンションへと遊びに行くことになった。低学年の頃だと思う。
このマンションには2つの階段があった。
1つは外から見える階段。
もう一つは壁で覆われた見えない階段だ。


友達のお母さんからは、外から見える方の階段を使うように言われていたが、方向オンチの私は、見える階段の入り口を見つける事が出来ずに、外から見えない方を使ってしまった。

階段を上っていると、男性が降りてきた。
何となく、こんにちわと頭を下げ挨拶をした。
すれ違った瞬間に、背後に気配を感じて私の体が浮き上がった。


一瞬何が起きてるのかわからなかったが、口を手で塞がれており、私の腰回りに腕が回っていたので、背後から抱きつき、抱え上げられ、口を塞がれているのだと理解した。

パニックである。
どうしよう…と思った。


その時、先生や大人たちから言われた言葉を思い出した。助けを呼べと。


必死に声を出そうとした。
でも、蚊の鳴くような声しかでない。
包丁とかで刺されるかもと、恐怖心があったからだ。


必死に身体を動かし、もがき、蚊の鳴くような声だが唸った。
その男性は、思いがけず抵抗されてヤバイと思ったのか、慌てて逃げて行った。


その後の事はうろ覚えであるが、走って友達の家の玄関に行き、事情を話し家に送ってもらったと思う。
次の日学校も休んだ。

大人になってから、母にその時の話を聞いたら、私の記憶と相違がある事がわかった。
当時私はだいぶパニック状態であり、かなり心配したそうだ。私の記憶では学校を休んだのは1日だけだったのだが、実際はかなり休んでおり、部屋からも出てこない状態だったらしい。

全く記憶にない。
あまりの恐怖に、閉じ込めてしまったのだろう。
出来事自体は、スローモーションで起きたように記憶があるが、その時の感情などは、考えたこととして記憶されていて、どの位怖かったかとかは人ごとのような感覚でしかなかった。


この出来事は、かなり後まで尾を引いている。


そして、小学生時代のもう一つの事件。
これは長いこと誰にも話せなかった。
3、4年生くらいの事だろうか…。
友人のマンションの管理人に、長いことイタズラを受けていたのだ。

長くなってしまったので、これについては、また別記事で説明したい。
今でも悔いが残る事件である。